不登校での学習の遅れを補う方法の一つに、タブレットで学習する方法があります。
最近は色々なタブレット教材が増えてきましたが、どういうメリットデメリットがあるのかよく分からない方も多いと思います。
そこで今回は、どういう利点があるのか、どういう子にオススメなのか、メリットデメリットをまとめてみました。
不登校の中学生がタブレット学習をするメリット
不登校の中学生の子がタブレット学習をするメリットには、

・家でも勉強する習慣をつけやすい。
・ゲーム感覚で学べる。
・遅れてる部分を効率よく学習できる。
・アニメーションや音声で理解しやすい。
・一人でも進めやすいため、親がずっとついて見なくても良い。
などがあります。
特に机に向かって、教科書やドリルを開いて勉強するのは辛いと感じるお子さんにオススメです。
アニメーションや音声で理解しやすい
不登校で家にいて時間があっても、なかなか学校の問題集やドリルを開いて勉強するのって正直難しいですよね。
どこから始めたらいいのか?文章だけ読んでもよく分からない!などで、お子さん自身も進めにくい=勉強嫌!となってしまう場合もあります。
最近のタブレット教材はゲーム感覚で勉強できる教材も多く、
一問一答のクイズ形式のものや、効果音やCG、アニメーションなどで、より学びやすくなっています。
そのため、自宅でも気軽に学習を始めやすく、アニメや音声などで理解しやすい、というメリットがあります。
勉強に対する嫌悪感や苦手意識を減らしたい、不登校でも少しでも勉強して欲しい!と思っている親御さんは一度タブレット教材をお試ししてみると良いと思います。
レベルに合わせて、効率よく学習できる
また、レベルに応じて適切な内容を選んで学習できる、ピンポイントで学習できるのも良いですね。
紙の教材の場合、「学習したい部分と教材の範囲が合わず勉強しづらい。」といったことや、
「不登校で前の学年の範囲が分からなくて上手く学習できない」といったことも起こりがちです。
ですが、例えば無学年式のタブレット教材なら、
苦手科目は前の学年の範囲を学習する、得意科目は今の学年でどんどん進めることも可能です。
不登校のお子さんの状況に合わせて範囲を選べることで効率よく学習できます。
不登校での勉強は、遅れた部分やテスト範囲に合わせてピンポイントで学習することが必要です。
効率よく勉強できるタブレット学習は、自宅での勉強時間を増やす方法の一つ。不登校の中学生の子も活用しやすい学習方法になります。
ただタブレット教材によってシステムは違いますので、どういった学習方法なのか、どんな機能があるのかは、教材の公式ホームページでしっかり確認しましょう。
不登校の中学生がタブレット学習をするデメリット
次に不登校の中学生の子がタブレット学習をするデメリットについてです。
不登校の子がタブレット学習をするデメリットには、

・教材やアプリによっては記述式の問題がない
・紙の教材より目や手などが疲れやすい
・自前のタブレットを使う場合、遊んでしまうこともある
などがあります。
教材やアプリによっては記述式の問題がない
タブレット教材やアプリによっては、解答の選択肢をタッチするだけのものもあります。
進めやすさはありますが、記述式の問題ができないというデメリットがあります。
もちろん、不登校の小中学生の子に向いてる通信教育・タブレット学習ランキング!3社を徹底比較!でも紹介している「すらら」など、記述式の演習もできるタブレット教材も存在します。
事前にしっかり教材のシステムやどういった問題の出し方をするのかをチェックしておくのがオススメです。
復習に使う場合は簡易的なアプリでも問題無いかもしれません。
ですが理解度を上げるのが目的なら、動画での解説が充実してる教材や記述もできるものを選ぶと良いでしょう。
紙の教材より目や手などが疲れやすい
またタブレット学習をする上で注意したいのが、目や手が疲れやすい点です。
姿勢が悪いまま長時間続けたり、暗いところで学習したり、タブレットとの距離が近すぎると、目や手、腰などに負担がかかります。
気軽に取り組みやすい分、寝転がって見れたりもできてしまうので注意が必要です。
姿勢を良くするのはもちろん、適度な休憩を入れるようにしましょう。
タブレットの設定で目を保護できるモードにしたり、目に良くないブルーライトをカットしてくれるシートを貼るなどの対策も大事ですね。
どうしても心配なら、より大きい画面や紙の教材との併用も一つの手です。(画面が小さいほど目を酷使しやすいため)
自前のタブレットを使う場合、遊んでしまうこともある
自前のタブレットを使う場合、子によっては勝手にアプリをダウンロードしたり、Webにアクセスしたりと遊んでしまう可能性があります。
操作は簡単にできてしまいますので、Webへのアクセスや機能、操作できる時間を制限するのも必要かもしれません。
また、進研ゼミ中学講座のタブレット教材のように、自由にインターネットにつなげない専用のタブレットを使うのも方法の一つです。
不登校だと、家にいる時間が基本長くなりますので、インターネットやゲームなどの長時間使用にならないように注意した方が良いですね。
まとめ
使い方や教材がお子さんにフィットすれば、効率よく不登校での遅れを取り戻せるのがタブレット学習です。
苦手な科目への理解度を上げたり、自宅での学習習慣をつけるのにも役立ちます。

・普段の勉強だと取り組むまでに時間がかかってしまう
・ちょっとでもドリルをやるよう言ってもすぐ飽きてしまい嫌がる
といったお子さんにもお試ししてみると良いと思います。何かしら参考になれば幸いです。